研究史、及び、史料的価値
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/12 05:52 UTC 版)
「東西洋考」の記事における「研究史、及び、史料的価値」の解説
明王朝時代の中国人の南シナ海における海上活動の貴重な記録である。 この本についての詳細な研究は充分にはなされていない。謝方氏の點校本に、多少の解説と地名索引をつけているのは、大きな成果であるが、具体的な内容の検討や、本書の持つ情報の正否の判断は、全くなされていない。 しかし、東南アジア史研究における本書の価値は、石田幹之助が次の様に述べている。 これは古い時分のことも記してありますが、主とす所は明代のことであり、 そのうちには明中期以後に獲た知見も加はってをりますが、それだけに所述も詳しい所が多く、 二三の例外は別として記事も概して正確であり、 ・・・・・・(中略)・・・・ 一種の南海史乃至南海交渉史の如きものでありまして 割合によく整っているものであります。
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