矢入楽器製造との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 23:38 UTC 版)
「ヤイリギター」の記事における「矢入楽器製造との関係」の解説
「S.Yairi」を製造していた矢入楽器製造は矢入楽器製作所(のちのヤイリギター)の創業者である矢入儀市の弟・矢入貞夫が1938年(昭和13年)に名古屋市で創業した。マーティンを手本とし、1970年代には谷村新司、井上陽水など著名なミュージシャンにも愛用され、事業を拡大した。モーリス楽器製造やアイルランドのローデンなど同業他社のOEM製造も手掛けたが、フォークソングブームに陰りが見えアコースティックギターの売り上げが落ち込むと同社は貞夫の息子の矢入寛の頃の1982年(昭和57年)に倒産した。2000年(平成12年)、キョーリツコーポレーションが矢入寛の監修のもとでブランドを復活させて販売を開始した。なお、廉価モデルは中国製、高額なモデルは名古屋市の寺田楽器製作所に製造を委託している(また、一部の日本国内製造品については、トラスロッドの形状から長野県松本市のディバイザーで製造されたのではないかと言われる)。 ヤイリギターと矢入楽器製造はたまたま創業者同士が親族というだけで、創業時から全く別の事業体であり、ヤイリギターは矢入楽器製造とは「一切無関係」と宣言している。
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