県境がある場所
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 04:11 UTC 版)
県境は山地・峠の尾根、川、湖、灘、海峡といった令制国以来の自然地形で隔てられている場合が多い。中には市街地や集落、田畑の中に県境が引かれていて、標識がなければ都府県境と分からない地域もあり、2つの県に跨る施設も存在する。狭い水路で県境が分けられていたり、瀬戸内海の井島・大槌島のように小さな島が県境で二分されていたりする場合もある。 こうした不思議・不自然に思える県境を紹介した本が出版されたり、後述の埼玉・群馬・栃木三県境のように観光客誘致に活用されたりしている。福井県あわら市と石川県加賀市は2015年、吉崎集落にある県境に跨って「越前加賀県境の館」を整備した。能越自動車道で2015年完成した「能越県境パーキングエリア」(石川県・富山県)、京都府木津川市と奈良県奈良市にまたがる「イオンモール高の原」を含むこうした施設は、床の色分けなどで県境を表示し、記念撮影する来場者に配慮している。 石川県と富山県の県境を示す石碑(国道160号にて) 広島県と愛媛県の県境を示す路面標識(大崎下島広域農道・岡村大橋) 境川ダム上にある岐阜・富山の県境 関門国道トンネルの人道にある山口・福岡の県境 鼠ヶ関にある山形・新潟の県境 山崎駅に設置されている、京都・大阪府境の標識。現在は新しいものに置き換わっている。
※この「県境がある場所」の解説は、「県境」の解説の一部です。
「県境がある場所」を含む「県境」の記事については、「県境」の概要を参照ください。
- 県境がある場所のページへのリンク