県境及び市町村境の扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 10:44 UTC 版)
登山道を除く8合目より上は、富士宮市にある富士山本宮浅間大社の私有地であるが、県境と市町村境界は未確定である。ただし、気象庁は富士山測候所の所在地を便宜上「富士宮市富士山剣が峰」と定めていた。一方、旧須走村も山頂までを村域としたことから、小山町は現在も自らを「富士山頂のあるまち」と宣伝している。 「富士山測候所#所在地」および「小山町#地理」も参照 2014年1月の富士山世界文化遺産協議会後の記者会見において、静岡・山梨両県知事の川勝平太と横内正明が今後も県境を定めないことを明言した。国土地理院がインターネット上で公開している地形図では2013年10月から地図上の地点を指定すると住所、緯度・経度、標高が表示される機能が加わったが、帰属未確定の地点の場合には近くの帰属が確定している住所が表示されるという設定になっているため、富士山頂(剣が峰)を指定すると静岡県富士宮市として表示されることが山梨県などから指摘され、これを受けて富士山頂の住所表示については非表示になるよう変更された。 なお、JP日本郵便では「駿東郡小山町須走本八合目」という住所を交通困難地に指定し、小山町の集配を受け持つ御殿場郵便局で留め置く対応をしている。 詳細は「交通困難地#東海地方」を参照
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