直接税と間接税
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 19:25 UTC 版)
租税を負担する者から直接徴収する租税を直接税と言い、納税者以外の者に転嫁する租税を間接税という。ただし、租税の転嫁の有無が税目ごとに不明確な場合もあり、直接税と間接税の分類の基準には諸説ある。 言い換えると、具体的な商品やサービスの価格を通じて税が納税義務者から消費者に転嫁されることを予定した租税を間接税と言い、それ以外の租税を直接税と呼ぶ。例えば、「たばこ税」や「法人税」は両者とも消費者に転嫁されているが、たばこ税は具体的な商品に転嫁されているので間接税となる。法人税は具体的な商品やサービスに転嫁されていないため、直接税である。 直接税はオフショア市場の活用により税収が減っている。 直接税の例 所得税・法人税・相続税、地方税における住民税・事業税・固定資産税 間接税の例 印紙税、登録税、通行税などの流通税、酒税、物品税、関税などの消費税、たばこ税
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