直喩法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 14:23 UTC 版)
詳細は「直喩」を参照 直喩(ちょくゆ、明喩(めいゆ)、シミリー)とは「(まるで・あたかも)~(のようだ・ごとし・みたいだ)」のように、比喩であることを読者に対し明示している比喩である。直喩を用いた修辞法を直喩法という。『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり…』で知られる『平家物語』の序段は、この直喩の典型例である。日本では現代でも頻繁に用いられてはいるが、近現代の西洋ではあまり洗練された技法とはみなされておらず(ある意味で野暮な技法だと見なされており)、文筆家・作家・詩人・知識人などの文章では、直喩よりも隠喩(次項参照)のほうが頻繁に用いられる。 用例 赤ん坊の肌はまるで綿飴のようにふわふわだ。 鳥みたいに羽が生えたら自由に空を飛べるのに。 息子は二宮金次郎のごとく、勉学に励んだ。 あいつのいない夏休みなんて真夏のスキー場みたいなものだ。
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