明喩とは? わかりやすく解説

めい‐ゆ【明喩】

読み方:めいゆ

直喩(ちょくゆ)


直喩

(明喩 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/02/16 06:07 UTC 版)

直喩(ちょくゆ)とは、比喩の一種で、比喩であることを明示する表現をいう。明喩(めいゆ)ともいう。

直喩は明白なつながりのない2つの事物を比較する言い方で、典型的には「雪のように白い」「ひょうたんのような形」「死ぬほど退屈」「あの水死体土左衛門ようだ」などの言い回しを用いて表現される。

それに対し、文字通りに解釈すると比喩であることがわからない比喩表現を、隠喩あるいはメタファーという。

直喩と隠喩

一般に直喩は比喩とわかる言い回しを用いるのに対し、隠喩は文字通りに解釈すれば比喩とはわからないような形で表現される。

例えば「海のように深い愛情」は直喩である。

程度の表現である「ほど」や「そうな」を用いる言い方は微妙である。「ほど」は文字通りの意味では「海ほど深い湖はない」のように否定と呼応して用いるのが一般的であるから、「海ほど深い愛情」も直喩と考えることもできる。しかし比喩でなく「神は独り子を与えたほどに世を愛された」などという言い方でも使われる。「死にそうな人」なども比喩ともそうでないともいえる。

「海と同じくらい深い愛情」「海よりも深い愛情」という言い方は、「海と同じくらい(よりも)深い湖」という文字通りの意味でも共通に使われるから、隠喩に近い。


明喩

出典:『Wiktionary』 (2021/08/22 00:30 UTC 版)

名詞

(めいゆ)

  1. 直喩に同じ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「明喩」の関連用語

明喩のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



明喩のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの直喩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの明喩 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS