盛土と災害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 10:17 UTC 版)
日本では、北海道胆振東部地震(2018年9月)により札幌市清田区の盛土造成した住宅地で液状化現象や陥没が起きたことから、国土交通省が全国の自治体に大規模造成地(3000平方メートル以上)の調査を指示したところ、盛土造成地が合計10万ヘクタール存在することが判明し、約5万1000カ所をハザードマップに掲載した。国土交通省は、まずボーリング調査を実施し、耐震性が不十分な場合は地盤改良や地下水排出パイプの設置などによる対策を促しているが、住民の合意形成や費用負担が課題となっている。 2021年には静岡県熱海市で盛土箇所が起点となった熱海市伊豆山土石流災害が発生。これを契機に規制が大幅に強化された。 詳細は「熱海市伊豆山土石流災害#行政・立法機関の対応」を参照 また、地震時は液状化現象、また大雨により崩落災害が起きることもある。
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