皮膚型(Cutaneous proliferative sparganosis)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 23:14 UTC 版)
「芽殖孤虫」の記事における「皮膚型(Cutaneous proliferative sparganosis)」の解説
最初の症例報告である Ijima (1905) に代表される典型的な症状である。上述した18の症例のうち、8例が該当する。感染は虫体の真皮への侵襲から始まり、共通する症状として皮膚病変が見られる。8例中3例では、皮膚の結節状の病変部位を掻いたり潰したりすることで虫体や被嚢を取り出すことができたとされる。8例中すくなくとも4例においては、感染進行に伴い腹腔、後腹膜、肺や脳など、全身のさまざまな部位への侵襲が見られ、8例中7例で患者が死亡した。発症時期が特定できた症例のうち、発症から診断までにかかった経過年数は最長で23年、中央値が7年で、一般に、発症から末期症状が見られるようになるまでにはある程度の時間がかかると見られる。
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