皮膚合併症
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 20:51 UTC 版)
糖尿病性リポイド類壊死症(類脂肪性仮性壊死症) 下腿部に生じる橙色の萎縮斑。中央部が硬くなり、時に潰瘍化することがある。 糖尿病性浮腫性硬化症 うなじから肩にかけて指圧痕を伴わない腫脹が出現する。 環状肉芽腫 糖尿病性黄色腫 Dupuytren拘縮 手掌から指腹にかけしこりができる。進行すると指の伸展障害を引き起こす。 糖尿病の足(Diabetic foot) 神経障害により足の感覚がなくなっているため、足をぶつけることによる痛みに気づかず、ダメージを受け続けて足に傷が出来る。しかし足の血管障害もあるため傷の部位へなかなか栄養が行かず、ちょっとした傷を治癒させることができずにどんどん大きくなってしまい潰瘍を形成してしまう。足趾壊疽とは成因が異なる。 皮膚感染症、免疫力の低下によって丹毒・蜂巣織炎・皮膚カンジダ症・足白癬などを併発しやすくなる。 糖尿病の易感染性による。特に細菌感染では、血糖値の上昇がみられ、血糖値のコントロールが通常より困難になるので注意が必要である。 色素性痒疹は糖尿病が原因のこともある。
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