白露改型(海風型駆逐艦)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/27 04:18 UTC 版)
「白露型駆逐艦」の記事における「白露改型(海風型駆逐艦)」の解説
第二次軍備補充計画(通称「②計画」)で計画された海風以降の4艦は設計が改められ、白露改型もしくは海風型と呼ばれることもある。海風型駆逐艦は、設計段階までは実際に使用されたものの、最終的には「白露型駆逐艦」に類別されることになった。 白露型(①計画艦6隻)と兵装、性能は同じだが、船体構造などが変更されている。船体での電気溶接の範囲を更に広げて軽量化が図られた。しかし4隻の起工前後に第四艦隊事件が起こり、電気溶接範囲の制限や船体強度の検討を再度おこなって設計を新しくし、工事を再開した。 外観の特徴の一つとして艦橋形状が変更された。これは以降の艦橋の標準型を決めるため、「海風」建造時に羅針艦橋より上の実物大模型を製作して決定、朝潮型、陽炎型の艦橋も似た形状となった。 対空用に採用した40mm単装機銃2挺は、改白露型では13mm連装機銃2基に改めたとされる。しかし「海風」の公試時の写真には40mmらしい機銃が写っているなどはっきりしない。また25mm連装機銃2基を搭載したとする文献もある。
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