白毛の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 20:41 UTC 版)
W1(フランシュ=モンターニュ種、Cigaleの系統) - 第15エクソンにナンセンス突然変異(c.2151C>G)。多くが体の上部に有色毛を持って生まれるが、成長とともに白化する例が多い W2(サラブレッド、White Beautyの系統) - 第17エクソンにミスセンス突然変異(c.1960G>A)。この系統は米ジョッキークラブに白毛を認めさせる契機となった W3(アラブ種、R Khasperの系統) - 第4エクソンにナンセンス突然変異(c.706A>T) W4(カマリロホワイトホース、Sultanの系統) - 第5エクソンにミスセンス突然変異(c.1805C>T) W5(サラブレッド、Puchilinguiの系統) - 白毛や様々なぶち毛を出す系統で、サビノと白毛の中間型。第15エクソンに1塩基の欠失・フレームシフト、9アミノ酸残基後に終止(c.2193delG) W6(サラブレッド、マルマツライブの系統) - 第5エクソンにミスセンス突然変異(c.856G>A) W7(サラブレッド、Turf Clubの系統) - 第2イントロンに点突然変異(c.338-1G>C) W8(アイスランドホース) - ヘテロで粕毛やサビノのようなまだら模様の馬を産する家系。第15イントロンに点突然変異(c.2222-1G>A) W9(ホルシュタイン) - 第12エクソンにミスセンス突然変異(c.1789G>AGly597Arg) W10(クォーターホース、Santanaの系統) - サビノとの中間型。第7エクソンに4塩基の欠失・フレームシフト、3アミノ酸残基後に終止(c.1126-1129delGAAC) W11(南独挽系種) - 優性白。第20イントロンに点突然変異(c.2684+1G>A) W12(サラブレッド) - 第3エクソンに5塩基の欠失・フレームシフト、10アミノ酸残基後に終止(c.559_563delTCTGC) W13(クォーターホース) - 第17エクソンのにミスセンス突然変異(c.2472+5G>C) W14(サラブレッド、シラユキヒメの系統) - 第17エクソンに54塩基の欠失(c.2392_2445del) W15(アラブ種) - 第10エクソンにミスセンス突然変異(c.1597T>C)。見た目は白毛というより粕毛に近い W16(オルデンブルク馬) - 第18エクソンにミスセンス突然変異(c.2489A>T) W17(日本輓系種、ハクバビューティーの系統) - 第14エクソンにミスセンス突然変異が2か所(c.[2001A>T;2020T>C]) SB1(多様な品種) - いわゆるサビノ。KITの第16イントロンに生じた点突然変異(c.2350-13T>A)により、スプライス異常が起こり、第17エクソン(23アミノ酸残基)がスキップされている。ヘテロ接合体はサビノと呼ばれる独特のぶち毛になり、ホモの場合全身がほぼ白くなる Not Quite Whiteの系統 - サラブレッドにおける最大の白毛の系統 ハクタイユーの系統 - 日本で白毛が認められるきっかけとなった系統 The Opera Houseの系統 - 2006年にオーストラリアで生まれた白毛の系統
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