白人女性の敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/12 22:51 UTC 版)
「アメリカ合衆国における東アジア人のステレオタイプ」の記事における「白人女性の敵」の解説
東アジア人男性は白人女性を脅かす存在に描かれることがある。20世紀になっても東アジア人男性は好色で攻撃的に描かれていた。ダイムノヴェルやメロドラマ映画において白人女性が奴隷にされることへの脅威が広められた。 第二次世界大戦前の1850年から1940年の間、大衆メディアやプロパガンダの双方で中国人役には人間味ある役、日本人役には兵隊の他、安全上の脅威や白人女性への性的危機を与える役で描かれた。女性の体はその民族の家や国のシンボルとして認知されていたのである。1916年の映画『Patria 』で、狂信的な日本人グループが白人女性をレイプするためにアメリカに侵略する。『Patria 』はウィリアム・ランドルフ・ハーストから資金提供を受けた自主映画であったが、ハーストの新聞社は黄禍論を公表したことで知られていた。その後アメリカは第一次世界大戦に突入していった。 『風雲のチャイナ(英語版)』では白人女性を騙す「オリエント」として描かれた。メーガン・デイヴィス(バーバラ・スタンウィック)が宣教師ロバート・ストライク(ギャヴィン・ゴードン)と結婚し、彼の仕事を助けるため中国に向かう。駅で離ればなれとなり、メーガンはエン将軍(ナイルス・アスター)により助けられるがそのままさらわれる。メーガンは亡くなったものと思われたが、エン将軍はメーガンに夢中になり別荘に監禁する。
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