病理組織検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/21 14:33 UTC 版)
「未分化大細胞型リンパ腫」の記事における「病理組織検査」の解説
診断の決め手となる。 組織学的所見 疾患概念でも述べたような特徴的な組織所見を認める。 免疫組織学的検査ALK陽性か否かが治療反応性・予後に大きくかかわるので重要である(それゆえ疾患分類として独立している) CD30, EMA陽性となる。他にT細胞性マーカーが陽性であるが、ALK陰性の場合、明らかにマーカーが陽性であれば末梢性T細胞リンパ腫と考える立場もある。 CD15, PAX5などのB細胞性マーカーは陰性である。これは他のリンパ腫との鑑別の手掛かりとなる。 CD56が陽性のことがある。ALK陽性・陰性ともに予後が不良となる。 細胞遺伝学的検査ALK陽性 - 2p23の転座が認められ、ALKキメラ遺伝子を形成する。転座相手による予後の差異はない。 ALK陰性 - 共通した遺伝子異常は同定されていない。
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