異世界転生と異世界転移
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/23 14:32 UTC 版)
「異世界 (ジャンル)」の記事における「異世界転生と異世界転移」の解説
「小説家になろう」では、「異世界転生」と「異世界転移」(異世界召喚とも)を以下のように定義している。 異世界転生は、一度死亡し、前世の記憶を持ち越したまま別の人物として転生すること。当てはまるものに、『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』や『私、能力は平均値でって言ったよね!』などがある。前者『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』は「転生直後から前世の記憶と意識がある」のに対し、後者『私、能力は平均値でって言ったよね!』は「成長してから前世のことを思い出す」と言った違いも見られる。 異世界転移は、何らかの形で異世界へ移動する(または望まず移動させられる)こと。当てはまるものとして、ふとした拍子に突然現実世界から異世界に召喚されてしまう『Re:ゼロから始める異世界生活』、現実世界から何らかの人為的な方法(三段論法や機械的に)で異世界へ移動する『ハロルド・シェイ』シリーズや『遥かなる異郷ガーディアン』などがある。 『はたらく魔王さま!』などのように、「(地球人から見た)異世界」から「現実世界」(地球人の世界)に転移する作品や、『異世界食堂』や『異世界居酒屋「のぶ」』、『ゲート 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』など、何らかの形で「現実世界」と「異世界」を往復する作品、『はぐれ勇者の鬼畜美学』や『異世界おじさん』のように「異世界」で活躍し役割を終えた後で「現実世界」に戻ってからの後日談を描いた作品も存在する。『十二国記』シリーズのように、複数の人間が異世界へ転移するが、異世界側では人が生まれる前に流されて地球で生まれることがある、という設定もある。また同作品には地球で生まれてしまったが、異世界へ連れ戻される人物も登場する。 その他、『この素晴らしい世界に祝福を!』や『異世界はスマートフォンとともに。』など、現実世界で一度死亡しながらも、人物としての同一性を保ったまま異世界に移動するという作品も存在する。
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