番組「21」の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/04 14:48 UTC 版)
「21 (テレビ番組)」の記事における「番組「21」の登場」の解説
1956年3月、ゲームショー業界屈指のヒットメーカーであったジャックバリー・ダンエンライトプロダクションズが、新番組「21」を登場させた。トランプの同名のゲームに似せた内容で、共同経営者のダン・エンライト(英語版)は、大ヒットを確信していた。二人の出場者が質問に答えて点数を重ねて争うのだが、出場者同士は互いに相手が何点取っているかは分からない。視聴者は知っているのに、出場者同士は知らない。この構図がこたえられないスリルを呼ぶと思ったのだ。しかし、この思惑は大外れとなる。放送翌日、スポンサーであるマーティ・ローゼンハウスから「どんな手でも打て。どういう意味かは分かっているはずだ」と怒りの電話がきた。スポンサーは、クイズ番組を知性や正直さとは無縁のものだと考えていた。ドラマを創り上げ、視聴者を徹底的に楽しませればいいという考えがあったのだ。こうして「21」はかなりテコ入れがなされ、たちまち爆発的な人気を獲得することとなった。
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