男の子のように_(アルバム)とは? わかりやすく解説

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男の子のように (アルバム)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/06 14:52 UTC 版)

『男の子のように』
カーリー・サイモンスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ロック
時間
レーベル エレクトラ・レコード
プロデュース アリフ・マーディン
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 10位(アメリカ[1]
  • カーリー・サイモン アルバム 年表
    見知らぬ二人
    (1976年)
    男の子のように
    (1978年)
    スパイ
    (1979年)
    テンプレートを表示

    男の子のように』(原題:Boys in the Trees)は、アメリカ合衆国シンガーソングライターカーリー・サイモン1978年に発表した7作目のスタジオ・アルバム

    背景

    前作『見知らぬ二人』(1976年)と本作の間に、サイモンは映画『007 私を愛したスパイ』(1977年)の主題歌「私を愛したスパイ(Nobody Does It Better)」を大ヒットさせているが[2]、この曲は本作には収録されていない。

    「ユー・ビロング・トゥ・ミー」は、当時ドゥービー・ブラザーズに在籍していたマイケル・マクドナルドとの共作で、本作に先駆けてドゥービー・ブラザーズのアルバム『運命の掟』(1977年)に収録された。「愛をいつまでも」はエヴァリー・ブラザースが1958年にヒットさせた曲のカヴァー[3]で、当時の夫君ジェームス・テイラーがボーカルアレンジとデュエットで参加。

    大部分の曲でスティーヴ・ガッドがドラムスを担当し、その他にもフュージョン系のプレイヤーが多数起用されて、「ユー・ビロング・トゥ・ミー」にはスタッフのメンバーのうち5人(ガッド、ゴードン・エドワーズ、コーネル・デュプリーエリック・ゲイルリチャード・ティー)及びデイヴィッド・サンボーンが参加した[4]

    反響・評価

    母国アメリカのBillboard 200では10位に達し、『人生はいたずら』(1975年)以来のトップ10入りを果たして[1]、1978年5月にはRIAAによってゴールドディスクに認定され、同年8月にはプラチナ認定を受けた[5]

    本作からの第1弾シングル「ユー・ビロング・トゥ・ミー」はBillboard Hot 100で6位、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートで4位を記録[1]。続く「愛をいつまでも」はHot 100で36位、『ビルボード』のアダルト・コンテンポラリー・チャートで2位、カントリー・シングル・チャートで33位に達した[1]

    William Ruhlmannはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「このアルバムの勝因は、サイモン自身が数年間にわたり確固たる思慮深いスタイルで強力な曲を作って、彼女と同じ世代や階層の人々の愛などを感動的に掘り下げていったことにある」と評している[2]

    収録曲

    特記なき楽曲はカーリー・サイモン作。

    1. ユー・ビロング・トゥ・ミー - "You Belong to Me" (Carly Simon, Michael McDonald) - 3:52
    2. 男の子のように - "Boys in the Trees" - 3:15
    3. 幸福はどこへ - "Back Down to Earth" - 3:09
    4. 愛をいつまでも - "Devoted to You" (Boudleaux Bryant) - 2:30
    5. 気まぐれコウモリ - "De Bat (Fly in Me Face)" - 2:30
    6. 愛のとりこ - "Haunting" - 2:29
    7. 燃えるハート - "Tranquillo (Melt My Heart)" (C. Simon, James Taylor, Arif Mardin) - 4:03
    8. あなただけ - "You're the One" - 3:40
    9. スモール・モーメント - "In a Small Moment" - 3:10
    10. ワン・マン・ウーマン - "One Man Woman" (J. Taylor) - 3:41
    11. 想い出を抱きしめて - "For Old Times Sake" (C. Simon, Jacob Brackman) - 3:41

    カヴァー

    「男の子のように」は、ミュージカル女優レベッカ・ルーカー英語版のアルバム『Leaving Home』(2004年)でカヴァーされた[6]

    参加ミュージシャン

    脚注

    1. ^ a b c d Carly Simon - Awards”. AllMusic. 2015年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年8月26日閲覧。
    2. ^ a b Boys in the Trees - Carly Simon | AllMusic - Review by William Ruhlmann
    3. ^ Beaudoin, Jedd (2013年4月2日). “Always It's You: Why the Everly Brothers Still Matter”. PopMatters.com. 2015年4月25日閲覧。
    4. ^ Carly Simon - Boys In The Trees (CD, Album) at Discogs
    5. ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"BOYS IN THE TREES"と入力して検索すれば表示される
    6. ^ Leaving Home - Rebecca Luker | AllMusic - Review by William Ruhlmann

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