田守伸也とは? わかりやすく解説

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田守伸也

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/07 14:59 UTC 版)

たもり しんや
田守 伸也
生年月日 1979年
出身地 和歌山県
国籍 日本
職業 パズル作家
所属 日本パズル連盟(理事)
ジャンル パズル謎解きクイズ
公式サイト
パズル作家 田守伸也 オフィシャルウェブサイト
田守伸也 (@tamori_puzzles) - X(旧Twitter)

田守 伸也(たもり しんや、1979年 - )は、日本のパズル作家。謎解き作家。クイズ作家。パズル研究家。

和歌山県出身。日本パズル連盟理事[1]

過去の担当番組は『脳内エステ IQサプリ』や『最上級のひらめきニンゲンを目指せ!クイズ!金の正解!銀の正解!』など。

国内外で開催されている大規模なパズル大会(アジア数独選手権、世界パズル選手権選抜大会、世界ナンプレ選手権選抜大会、日本パズル選手権など)の問題プロデューサー、問題制作者。

パズル研究家としての活動では、虫食い算の名作『孤独の7』の初出が既存情報と異なることを見つけたり、あるなしクイズの歴史の研究をしたりしている[2]

略歴・人物

  • 和歌山県生まれ。日本パズル連盟所属[1]
  • ナンバープレースなどの数学系・ロジックパズルや様々なパズルだけではなく、謎解きの問題も制作している。一般誌に加えて、認知症予防のパズルや子ども向けの教育パズル、知育パズルも制作する[3]。大手企業のキャンペーンや社内報、会報誌でパズル制作をしている[4]。法務省の機関で行われた授業でパズル協力をしている[5]
  • 国内外で開催されているパズル大会の問題制作も行う。アジア・ナンプレ選手権、世界パズル選手権選抜大会、世界ナンプレ選手権選抜大会、日本パズル選手権、パズル・ジャパン・オープン、ナンプレ・ジャパン・オープンの問題制作者[5]
  • パズルの講演も行っている。パズル以外に数理マジックにも精通していることから、知的遊びの幅広い話を聞くことができる[5]
  • パズルやトリックアートの事業を手掛けるアソビディアのサポートスタッフもしており、問題制作やデザインやパズル指導員などを担当している[6][7]
  • 日本では数人しかいない不可能クリエイター(不可能物体の制作者)でもある。特に、彼がトランプを入れた不可能ボトルはあまりに完成度が高いため、国内だけではなく海外からの評価も高い。また彼が制作した世界最小口径のビン詰めトランプは、第一人者ハリー・エン以上のクオリティと言われ、1万ドルでも欲しがる愛好家がいる。日本では、京都のパズル工房「葉樹林」に保管されている[8]
  • 彼の不可能ボトルを手に取ったマジシャンのMr.マリックDr.レオンからくりどーるムッシュ・ピエール深井洋正らは彼の不可能ボトルを大絶賛した[9][10][11][12]
  • 2020年7月19日、仕事仲間の息子で小学4年生の行人(ゆきと)さん9歳が作った問題をツイートで紹介。そのツイートは1万9000件以上リツイートされた他、4万3000件以上の“いいね”も獲得し、大きな注目を集める。[13][14][15][16]
  • E・F・オドリング (E. F. Odling) の名作『孤独の7』の初出がそれまで知られていた1925年ではなく、ストランド・マガジン1922年11月号、ヘンリー・デュードニーのコラム内ということを見つけた。[2]
  • あるなしクイズが明治24年には楽しまれていた[17]ことを最初に明らかにした。

書籍

単著

  • 『パズル作家は本当に頭がいいのか? これからの時代を生き抜くためのパズル作家の頭の使い方。』(20分で読めるシリーズ)まんがびと、2020年4月。ASIN B0874B7HM7 

関連書籍

アプリ

  • ナンプレ picks - 2016年3月15日公開。大人気パズルのナンバープレースが毎日遊べるゲームアプリ。(株式会社NTTドコモ)[5]
  • ナゾトキ館~グレとリリィの不思議な館~ - iOS版[18]、Android版[19]。2021年2月24日公開。謎解き問題に答えて、不思議な館から脱出するゲーム。(株式会社ワークス)
  • 謎解きアイランド - iOS版[20]、Android版[21]。2021年7月25日公開。判じ絵、あるなし、並べ替え、法則、なぞなぞのひらめき的思考が要求されるクイズゲーム。(株式会社ワークス)※2021年10月12日のバージョンアップから名称が「謎解きアイランド」に変更になる。旧名称は「ヒラメキアイランド」。
  • 懸賞ナンプレ - iOS版[22]。2022年2月3日公開。大人気パズルのナンバープレースが遊べるゲームアプリ。(BABANGIDA)
  • 学校バックれる! - 脱出ゲーム - iOS版[23]、Android版[24]。2022年8月24日公開。学校をバックれる脱出・謎解きゲーム。(株式会社ワークス)

過去の参加番組

テレビ

ラジオ

WEB配信番組

  • マリックがきた!! Mr.マリック公式チャンネル - パズル制作、パズル監修
  • higashiomi.TV - パズル提供

脚注

出典

  1. ^ a b 役員紹介 | 日本パズル連盟” (2022年2月22日). 2025年4月3日閲覧。
  2. ^ a b 日本パズル連盟『パズラバ第7号』2023年。 
  3. ^ 『パズル作家は本当に頭がいいのか? これからの時代を生き抜くためのパズル作家の頭の使い方。』 田守伸也 著”. まんがびと. 2020年4月17日閲覧。
  4. ^ “パズル作家の仕事とは?読者投稿コーナーの「月4万円の原稿料」からはじまったキャリア”. Workship MAGAZINE (株式会社GIG). (2022年1月13日). https://goworkship.com/magazine/niche-onlyone-12/ 
  5. ^ a b c d オフィシャルウェブサイト/実績
  6. ^ アソビディア サポートスタッフ
  7. ^ オフィシャルウェブサイト/パズルの制作
  8. ^ 箕浦喜順、 物体屋『不可能物体の系譜』2016年。 
  9. ^ マリックがきた!! Mr.マリック公式チャンネル”. 公式YouTube. 2021年2月26日閲覧。
  10. ^ Dr.レオンのコンプリート・ダイアリー「不可能なオブジェ」」2021年6月12日
  11. ^ からくり一座のええ男ええ女channel/2021年7月5日
  12. ^ ムッシュ・ピエール/2021年4月30日
  13. ^ “「4-3=5+2」のぼうを1本動かして正しい等式にせよ パズルデザイナーの小4息子が考案した間題が超難問”. ねとらぼ. (2020年7月23日). https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2007/23/news049.html 
  14. ^ “「4-3=5+2」のぼうを1本動かして正しい等式にせよ パズルデザイナーの小4息子が考案した間題が超難問”. ねとらぼ (アイティメディア). (2020年7月23日). https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2007/23/news049.html 
  15. ^ “「1時間かけても分からなかった」 小4が作ったクイズが難題すぎるも解けるとスッキリ!”. grape (グレイプ). (2020年7月24日). https://grapee.jp/849432 
  16. ^ “「正しい等式にせよ」数学者も悩ました小4男子の問題が話題…そのスゴさをパズル作家に聞いた”. FNNプライムオンライン (フジテレビ). (2020年7月28日). https://www.fnn.jp/articles/-/67052 
  17. ^ 考物博士著『考物博士』学齢館、1891年、117頁。
  18. ^ 謎解き館~グレとリリィの不思議な館~”. App Store. 2021年2月24日閲覧。
  19. ^ 謎解き館~グレとリリィの不思議な館~ - Google Play のアプリ”. play.google.com. 2021年2月24日閲覧。
  20. ^ 謎解きアイランド”. App Store. 2021年7月25日閲覧。
  21. ^ 謎解きアイランド - Google Play のアプリ”. play.google.com. 2021年7月25日閲覧。
  22. ^ 懸賞ナンプレ”. App Store. 2022年2月3日閲覧。
  23. ^ 学校バックれる! - 脱出ゲーム”. App Store. 2022年8月24日閲覧。
  24. ^ 学校バックれる! - 脱出ゲーム”. play.google.com. 2022年8月24日閲覧。

外部リンク




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