用途・慣習
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:52 UTC 版)
日本の消防車の車体色は運輸省令「道路運送車両の保安基準」(昭和26年7月28日第67号)で朱色と規定されており、フランス、イギリス、スイス、オーストリア、アメリカの一部の州等でも消防車の色に赤を用いている。ドイツでは赤または紫である。 古来日本では、疱瘡(天然痘)をもたらす疫病神(疱瘡神)が赤色を嫌うと信じられており、患者の周囲を赤で満たす風習があった。沖縄では病人に赤を着せ、痘瘡神を喜ばせるために歌、三味線で、痘瘡神をほめたたえ、夜伽をした。 車両の尾灯は赤色である。自転車は赤色反射器材で代用されることが多く、鉄道車両も赤色反射板で代用されることがある。また、自転車以外の道路用車両及び路面電車の尾灯は制動灯を兼ねている。 船舶の左舷灯及び航空機の左翼灯は赤色である。左舷灯は「紅灯」と呼ばれている。 自動火災報知設備の表示灯は赤色である。 日本等では緊急自動車の警光灯は赤色である。通常、「赤色灯」はこの赤色の警光灯を指す。 危険を意味するものとしてレッドカード、レッドリストなどがある。
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