生駒歌劇団
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1921年(大正10年)には、浅草オペラの根岸歌劇団にいた伊庭孝、佐々紅華、内山惣十郎らが生駒歌劇団を結成した。翻訳物の焼き直しの明け暮れに飽き足らず思っていた仲間を引き連れて生駒にやってきたのである。 8月の第1回公演では、『入鹿物語』、『アーティスト・ライフ』、『ナポレオンと仕立屋』(フレデリキ・マルテンス作)、『新浦島物語』の意欲的な自前の新作が発表され、9月には『入鹿物語』、『嘘の皮』、『クリスピノ』(ルイジ・リッチ作曲)に加え舞踊が演じられた。 宝塚歌劇団の向こうを張って生駒歌劇技芸学校を創設、後進の養成もはかろうとしていたのだが、週末しか客が入らないという財政上の理由から、10月の第3回『アイーダ』公演は京都の劇場で行われることになり、それが解散公演となった。
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