生駒市長として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/24 01:54 UTC 版)
2006年2月3日に生駒市役所に初登庁するが、日本共産党以外の全会派が圧倒的多数を占めるオール野党の生駒市議会で苦戦を強いられる。初登庁時に市議会議長の酒井隆に就任の挨拶に赴き、市政運営への協力を求めたが、山梨県出身の山下に対して「市長がなんぼいちびっても、議会がついていかにゃ何もできん」と関西弁で応じ、会談の終わりに握手を求めた山下に対し「あんた共産党か?」と尋ね、山下が「違います」と返答すると、「違うのなら握手したる」 と応じた。このやり取りが関西ローカルの番組で大々的に報道され、酒井は釈明に追われた。その後、生駒市議会では山下市長が提案した議案は次々に否決、または審議が進まず、2006年度予算も市議会で否決されたため暫定予算が執行され、2ヶ月後に一般予算が可決された。 2007年4月に行われた統一地方選挙の生駒市議会議員選挙の直後、市議会議長の酒井隆、前市長の中本幸一が、生駒市が発注した足湯の公共事業に関する収賄及び背任の容疑で逮捕された。生駒市議選では山下の支持団体である「さわやか生駒」が擁立した候補2人が当選し、オール野党の情勢は緩和したものの、議会の反市長の風潮は残り、山下が提案した副市長人事案が否決され、2011年8月まで副市長は不在であった。 2014年1月の生駒市長選挙では、市が建設中の市立病院の指定管理者を医療法人徳洲会にする従来の方針を掲げる山下に対し、それを批判する2人の対立候補が挑んだが、山下が大差で3選を果たした。
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