島物とは? わかりやすく解説

しま‐もの【島物】

読み方:しまもの

南方諸島から渡来したもの。特に、天文(1532〜1555)以後渡ってきた美術品をいう。茶入れ茶壺に多い。

出所素性などが不明なもの。えたいの知れないもの。

「その曲節(ふし)、平家とも舞とも謡とも知れぬ—なり」〈仮・東海道名所記・六〉


島物

読み方:シマモノ(shimamono)

中世末期近世初頭輸入品のうち産地不明物の総称


島物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/31 14:41 UTC 版)

島物(しまもの)とは茶道具の分類の一種である。舶来製品の中で中国製を「唐物」、朝鮮半島製を「高麗物」と呼ぶが、これ以外を特に「島物」と呼んでいる[1]

主な種類

  • 呂宋(るそん):フィリピンのルソン経由でもたらされた陶器(茶壺参照)。
  • 安南(あんなん):ベトナム製の染付け陶器。
  • 南蛮(なんばん):東南アジア系統の焼締めの陶器の総称。
  • ハンネラ:南蛮焼の一種。
  • 砂張(さはり):銅を主とする合金であるが、特に東南アジア系統の製品を指すことがある。
  • 独楽(こま):タイなどで作られた漆器で、同心円状に塗られた色漆が回転する独楽に似ることから称される。
  • 蒟醤(きんま):タイ、ミャンマーで作られる漆器で、細かな線刻紋様に特徴がある(キンマ参照)。

関連項目

脚注


「島物」の例文・使い方・用例・文例

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