生物の観察
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 06:56 UTC 版)
タイドプールは海中とちがって、潜水などの技術・装備が不用なので、海産生物の観察には極めて好適な場所である。干潮時を見計らって海岸へ出向くだけで、多様な生物が観察できる。 ちょっと見にはほとんど動物が住んでいないように見えるタイドプールであっても、しばらくじっと観察すれば、あちこちの孔やすき間からエビや魚が顔を出すのを見ることができるはずである。積極的におびき出すべく、ちょっと餌を仕掛ければ、様々な動物がそれをつつきにやってくるのを観察することもできる。待つのが面倒であれば、あるいは待っても出てこない動物を探すためには、水底の転石をひっくり返すのがよい方法である。裏面には、光を嫌う小型動物がくっついているし、石の下にはカニやエビが潜り込んでいる。さらに積極的に生物を探すために、タイドプールの水をすべて掻き出す、という方法もある。放っておいても、満潮になれば元通りになる。
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