生存木分析の例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 21:05 UTC 版)
この生存木分析(survival tree analysis)の例は、Rパッケージ「rpart」を使用している。この例は、rpartのデータセットstagecに含まれる計146人のステージC前立腺がん患者に基づいている。Rpartとstagecの例は、PDFドキュメント「An Introduction to Recursive Partitioning Using the RPART Routines」で説明されている。 このステージの変数は次のとおりである。 pgtime:進行するまでの時間、または進行していない最終フォローアップ時間 pgstat:最終フォローアップ時の状態(1=進行、0=打ち切り)。 age:診断時の年齢 eet:早期内分泌療法 (1=no, 0=yes) ploidy:二倍体/四倍体/異数体DNAパターン g2:G2期の細胞の割合 grade:腫瘍の悪性度(1~4) gleason:グリーソン分類スコア(3-10) この解析で得られた生存木を図に示す。 木の各枝は、変数の値による分岐を示す。例えば、木の根(root)では、グレードが2.5未満の被験者と、グレードが2.5以上の被験者を分割する。末端ノードは、ノード内の被験者の数、事象が発生した被験者の数、および根と比較した相対的な事象発生率を示す。左端のノードでは、1/33 という値は、ノード内の33人の被験者のうち1人が事象を有しており、相対事象率が0.122であることを示している。右端下のノードでは、11/15という値は、ノード内の15人の被験者のうち11人に事象が発生し、相対事象率は2.7であることを示す。
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