生体アミン

新語時事用語辞典

バイオジェニックアミン

別名：生体アミン、生体アミン類、バイオジェニックアミン類、生理活性アミン
英語：biogenic amines、biogenic amine

ヒスタミン、チラミン、プトレシンなどに代表される、アミノ酸から生成される化合物の総称。生体内で生成され、多くは血圧上昇などの生理活性作用をもたらす。

発酵食品などにおいては、発酵（腐敗）の過程で菌が生成したバイオジェニックアミンが食中毒、高血圧、動悸などの害をもたらす場合がある。欧米諸国は水産物を対象するバイオジェニックアミン含有量の管理および規制を行っているが、日本では2010年代前半時点で特に管理や規制は行われていない。

関連サイト:
発酵食品に含まれるアミン類（PDF） - 東京都健康安全研究センター 年報2004

（2015年7月21日更新）

実用日本語表現辞典

生体アミン

読み方：せいたいアミン

生体に含まれるアミン化合物の総称。生体内ではアミノ酸の脱炭酸反応により生成される。神経伝達物質やホルモンとして機能するなど、生体活動において重要な役割を果たす。代表的な生体アミンにドーパミンやセロトニンがある。

（2013年5月14日更新）