生まれからエルサレム巡礼まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/01 04:11 UTC 版)
「ミラのニコラオス」の記事における「生まれからエルサレム巡礼まで」の解説
ニコラオスは小アジアのローマ帝国リュキア属州のパタラの町に生まれた。叔父のパタルの主教ニコラオス(甥と同名)は甥に徳行の基を見出し、ニコラオスの父母を説いて幼い頃から教会に従事させた。 司祭であった時には、かつて豪商であったが財産を失い貧しくなったために娘を売春させなければならないところであった商人の家に、夜中に窓(あるいは煙突とも)から密かに2度、多額の金を投げ入れた。このため持参金も用意して娘達は正式な結婚を行なうことができた。父親は大変喜び、誰が金を投げ入れたのかを知ろうとして見張った。すると3度目に金を投げ入れているニコラオスを見つけたので、父親は足下にひれ伏して涙を流して感謝した。 主の墳墓に巡礼する為に海路エルサレムに向った際には、暴風を鎮め、船から落ちて死んだ水夫を甦らせた。
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