球場の特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/23 03:42 UTC 版)
もともと、ポロ・グラウンズの土地はクーガンの窪地と呼ばれ農地であった。またバックネット裏の観覧席の後ろにはクーガン・ブラフと呼ばれる崖が聳えていて、この崖の上から無料で野球観戦ができる場所があった。また初期は外野フェンスが無く、ロープが張られていてそこへ馬車を止めて野球を観戦する上流階級の人々の姿が今日に残っている当時の写真が写されている。こうした外野のオープンフィールドは1910年頃には姿を消した。 またポロ・グラウンズのフィールドは特殊な形状(その名の通り、本来はポロ競技用)をしていて、センターまでが異様に長く(右中間で450フィート、センターの一番奥深い所まで475フィート)、両翼が短く(レフト279フィート、ライト258フィート)、ポールまで短いためポップフライでもポール際なら本塁打になることが多かった。スタンドは典型的な馬蹄型で、アメリカン・フットボールには適しているが、野球の場合は歪な形態のフィールドであった。そして1923年に外野席まで屋根を建設し、空から見ると≪バスタブ≫のような形になり、後にニックネームとなった。 なお1925年に誕生した阪神甲子園球場は建設前に当時野球場の研究対象のモデルとしてこのポロ・グラウンズを参考としている。
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