現存作例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 04:28 UTC 版)
「コンラート・ヴィッツ」の記事における「現存作例」の解説
ヴィッツの作品で有名なものは、3つの祭壇画の絵で、それらはすべて、部分的にだが現存している。その中で最も初期のものは1345年頃に作られた『ハイルスピーゲルの祭壇画』で、現在その主な部分はバーゼル美術館に、分解された板数点は他のところにそれぞれ所蔵されている。次に古いのは『聖母の祭壇画』(1440年頃)で、これも板が別々にされて、現在バーゼル、ニュルンベルクのゲルマン国立博物館、ストラスブールにある。ヴィッツの最後の祭壇画は1444年の『聖ペテロの祭壇画』で、現在ジュネーヴ美術・歴史博物館にあり、その中にはヴィッツィの最も有名な作品である、ジュネーヴの風景を背景に展開される聖書の物語を描く『奇跡の漁り』も含まれている。 『聖クリストフォルス』(バーゼル美術館所蔵)はそれら主要な祭壇画と関係がない作品と考えられている。それ以外に、ヴィッツとその弟子たちの描いた独立した作品が、ナポリ、ベルリンの絵画館、ニューヨークのフリック・コレクションにある。
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