現存する現実社会主義国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/08 03:29 UTC 版)
「現実社会主義」の記事における「現存する現実社会主義国」の解説
ヨーロッパの東側諸国の現実社会主義は、1989年の東欧革命以来、完全に崩壊し、発端であった東ドイツは国家そのものが消滅した。しかし、現実社会主義国は、ラテンアメリカとアジアで今日でも残っている。特に有名なのは、鄧小平のモットーである「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」に代表される中国独自の社会主義(中国特色社会主义)である。原始社会主義の状態でも、「生産力の増大」を最優先に考えても、中国共産党の政治的優位が守られている限りは問題ないとされた。 同様の考えは、ベトナムのドイモイ政策にも現れており、経済活動の著しい拡大が、特にコーヒーのような商品作物による拡大が目標となった。もちろん、1970年代に東ドイツのコーヒー危機(ドイツ語版)の問題が起こった際には、当時のベトナムはまだその段階にはなかった。
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