現代古典派経済学および方法論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 01:00 UTC 版)
「塩沢由典」の記事における「現代古典派経済学および方法論」の解説
塩沢は、デヴィッド・リカード および ピエロ・スラッファ の延長上に古典経済学の伝統を現代の課題に合わせて展開することを意図している価格理論としては、マークアップによるフルコスト価格付けをベースに置き、最小価格定理により、投入の代替を限定されたものとする。塩沢などは、それを現代古典派経済学と呼んでいる。需要・供給の理論(価格を独立変数とする需要関数・供給関数の交点で価格と取引数量が決まるとする理論)を批判し、スラッファの原理に基づき、企業は設定した価格のもとで売れるだけ売る行動をとっており、これがケインズの有効需要の原理を企業水準でとらえたものとなると主張している。
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