現代医学的知見からの症例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 20:13 UTC 版)
脳の疾患などで錯乱状態となることがあり、現代では狐憑きも脳の異常が原因と推測されている。 2011年9月、アメリカに留学中だった21歳の日本人女性は、ある時から頭痛が頻繁に起こるようになった。その後全身から汗が噴き出すようになり、意識のない状態で「死んじゃう」と繰り返し、呼びかけにも応えられない状態となった。体をのけぞらせ何者かに操られているかのように体を激しく動かすなど、その様子は何かに憑りつかれたような激しい手足の痙攣と唇を突き出す顔面の発作的症状とで「狐憑き・悪魔祓い」の対象にもなった。医師の診断で女性は抗NMDA受容体抗体脳炎と判明。日米の病院で根気強く治療を続け、回復までの様子が日本のテレビ番組で実際の映像を交えて放送された。
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