現代の一般的な日本の家屋の玄関
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 14:19 UTC 版)
「玄関」の記事における「現代の一般的な日本の家屋の玄関」の解説
日本の玄関は通常、靴を履いて歩く部分(土間)と、靴を脱いで上がる部分に分かれ、段差が設けられている。この段差は土埃が部屋に入らないためにあるが、段差があった方が座って靴を履きやすい。 まれに日本でも段差が無い玄関もあるが、この場合、土足の部分はタイル貼り、コンクリートや大理石など、脱いで上がる部分はフローリングやカーペットになっているなど材質が異なり、境界線がある。玄関の土間は、三和土(たたき)と呼ばれる事もあるが、本来三和土は、土間に使われている材質のことを指す言葉。 玄関が独立した部屋になっていない場合も多い。廊下と繋がっていたり、ワンルームなどの狭い間取りでは、土間から上がるとすぐ台所や、リビングなど居住スペースになっている事もあり、このような家で玄関と言うと土間の部分のみを指す。 玄関には通常、靴を収納するために靴箱が設置される。靴箱は下駄箱、シューズボックスなどの呼称もある。 平成以降に建てられた家の玄関には、備え付けの靴箱がある場合が多いが、備え付けの靴箱が無い家や、靴が多くて備え付けの靴箱だけでは足りない場合のために、据え置き型の靴箱も販売されている。 玄関には、靴箱と同じく傘立ても設置される事が多い。アパートやマンションでは廊下など共用部に私物を置けないので、傘立ては必然的に玄関の中に設置されるが、一軒家ではドアを開けた玄関の外すぐに設置される事もある。 その他、玄関に設置される物として、靴についた泥を落とすための玄関マット、スリッパを室内で履く家庭ではスリッパ立ても設置される。
※この「現代の一般的な日本の家屋の玄関」の解説は、「玄関」の解説の一部です。
「現代の一般的な日本の家屋の玄関」を含む「玄関」の記事については、「玄関」の概要を参照ください。
- 現代の一般的な日本の家屋の玄関のページへのリンク