現代のフィクションにおける「副将軍」
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「副将軍」の記事における「現代のフィクションにおける「副将軍」」の解説
俗説とはいえ御三家の一つ水戸徳川家の当主が「天下の副将軍」などと称されたことを元に、徳川光圀の諸国漫遊の旅を描いた時代劇「水戸黄門」では光圀を「天下の副将軍」「前(さき)の副将軍」(水戸藩主の地位を譲って隠居の身であるので)として描いている。 このドラマの人気が、徳川光圀=天下の副将軍という認識が定着する要因となっており、正式に副将軍に任ぜられた、あるいは江戸幕府の公式な役職として副将軍が設置されていたという誤解を生んでいる。現在、水戸藩の旧領地であった水戸市をはじめとする茨城県内各市町村においては、光圀にちなんで「副将軍」と称する地酒や産物を販売しており、「水戸の副将軍」という呼称はひとつのブランドとしても用いられている。 また山岡荘八の小説『伊達政宗』およびこれを原作とするNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』では、伊達政宗が将軍徳川秀忠に対する御意見番の意味で「天下の副将軍」と呼称されている。
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