現代のクレズマー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/07/21 15:09 UTC 版)
クレズマーバンドのクレズマティックス(The Klezmatics)が1986年にデビューしたのをきっかけとして再びリバイバルのブームが起こったのは1990年半ばごろの米国東部。ジャズやパンク・ロックに取り入れられたり、ドキュメンタリー映画『キングス・オブ・クレズマー』が発表されるなど、さまざまな動きが起こり、新しい音楽として再発見された。以後はニューヨーク、米国東部を中心とするニューウェイヴによって、前衛音楽やジャズなどにクレズマーは影響を及ぼした。ジョン・ゾーン(John Zorn)のユニット「マサダ」(Masada)はその代表格である。ニューヨークから発信されたクレズマーのスタイルは、いまやヨーロッパやイスラエルに元々存在していたクレズマーバンドに環流、さらにオランダ、フィンランドといった北欧、オーストラリアなど世界中に広がりつつある。
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