玩具化のためのデザイン簡略化の仕事(クリーンナップ・リファイン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 01:36 UTC 版)
「メカニックデザイン」の記事における「玩具化のためのデザイン簡略化の仕事(クリーンナップ・リファイン)」の解説
小児玩具業界やプラモデル業界との本格的な協業の経験が少ない人物によってデザインされたメカでは、そのままではアニメーションとして動かすことや、玩具などの商品としての立体化や最適化を前提とした場合や、工業デザイナーやコンピューターゲーム業界の人物など、アニメ業界での経験が乏しい場合に、様々な制約が生じることがあり、適宜クリーンナップやリファインが必要となってくる。 この種の事例の代表的なものとしては、『宇宙戦艦ヤマト』で松本零士がデザインしたものを宮武一貴が、『機動戦士ガンダム』では富野喜幸がデザインしたものを大河原邦男がクリーンナップした。また、『∀ガンダム』では工業デザイナーのシド・ミードが手がけたデザインをメカニック作画監督の重田敦司がアニメ用にリファインしたケースがある。 また、原作付きのアニメ作品の中でも特にライトノベルを原作としたものでは、大半において原作側でアニメ化の時点までに何らかの挿絵が付けられている。これらの挿絵には作中に登場するメカが描かれていることがあり、アニメ化に当たってこれらのデザインを一部修正して使用することがある。これらデザインのリファインもメカニックデザイナーの仕事である。この場合はメカニックデザイナーとは別にデザイン原案として、挿絵画家の名前がクレジットに載る。
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