独裁官選出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/22 13:52 UTC 版)
「アゲル・ファレルヌスの戦い」の記事における「独裁官選出」の解説
トラシメヌス湖畔の戦いでの敗戦の噂が広がると、ローマ市民の間にはパニックが広がり秩序は乱れた。この噂は、法務官(プラエトル)のマルクス・ポンポニウスがフォルム・ロマヌムで「我々は大きな戦闘で敗北した」と告げたため、真実であることが分かった。元老院は次の策を協議していたが、3日後にはローマ騎兵がマハルバルに敗れたとの報告が届いた。元老院もローマ市民も事の重大さを認識し、紀元前249年以来となる独裁官(ディクタトル)を選出することが決定された。現役執政官2人の内、ガイウス・フラミニウスはトラシメヌス湖畔の戦いで戦死し、もう1人のグナエウス・セルウィリウス・ゲミヌスはいまなお遠隔地にいたため、独裁官は元老院議員の中から選ばれることとなった。
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