犠首饕餮〓竜文方罍〈図形文字一/〉
主名称: | 犠首饕餮〓竜文方罍〈図形文字一/〉 |
指定番号: | 310 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1970.05.25(昭和45.05.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | 伝河南省安陽出土 |
員数: | 1箇 |
時代区分: | 殷 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 圜台のない方罍である。蓋は四注造りの屋根の形で、鈕【ちゆう】も同様である。頸部はほぼ垂直に立ち上がり肩はなだらかで、胴張緩く、身は下底に向かって逓減し、底部で正方形になる。両耳・〓ともに牛頭である。器面には饕餮・〓竜・〓鳳に加えて円渦文や三角文が表わされ、頸部には雷文の中に大きく図形文字がいれてある。これらの文様は全体的に肉取り低く、柔らかく、地の雷文も際立たず、器形-殊に稜飾の全くない様相と調和して優雅な趣である。内底には頸部と同様の図形文字が款されている。 |
犠首饕餮〓竜文方罍〈図形文字一/〉
主名称: | 犠首饕餮〓竜文方罍〈図形文字一/〉 |
指定番号: | 314 |
枝番: | 00 |
指定年月日: | 1970.05.25(昭和45.05.25) |
国宝重文区分: | 重要文化財 |
部門・種別: | 考古資料 |
ト書: | |
員数: | 1箇 |
時代区分: | 殷 |
年代: | |
検索年代: | |
解説文: | 前者と同様の方罍であるが、低い圜台のあること、顕著ではないが稜飾のある点が異なっている。蓋の内側と頸部内側に図形文字が款されている。 以上の四器はいずれも殷代青銅器の典型的なもので、根津美術館の二器は河南省安陽候家荘の出土と伝え、修理を経てはいるが稀にみる優品である。また図形文字の表わされている点でも貴重である。白鶴美術館の二器は出土地の伝承は欠くが、製作精緻な上に保存状態は完全に近く、この種青銅器の尤である。 |
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