特有の制限事項
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/12 01:14 UTC 版)
「オブジェクト識別子」の記事における「特有の制限事項」の解説
標準文書では、OIDの長さやアーク数(全体の文字数)の上限は規定されていないが、アプリケーションなどの実装で制限がかかっていることがあるので、それらを踏まえたツリーの構成が必要である。 IPアドレスに採用されている、プライベートアドレス空間のような自由に利用できるアークはないため、新たなOIDを使用したい場合は、必ずRAから登録を受けるか、アークの権限移譲を受けた上で自ら登録しなければならない。架空のOIDの使用はできない。 RFCなどの標準文書により、特定のオブジェクトを示すものとして登録済みの標準OIDの中には、他者でも利用可能なOIDがあり、そのようなOIDは当該標準文書の定める範囲内で利用することができる。 OIDは、特定のオブジェクトを示す世界的に重複しない一意な識別子であるため、特定のオブジェクト(A)を示すものとして一度でも登録されたOIDを、再度、別のオブジェクト(B)を示すものとして定義しなおすことは、一つのOIDが、AとBの両方を示すことになり一意性を毀損するもので望ましくない。新たなオブジェクト(B)を定義する場合は、新たなOIDを登録する必要がある。
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