特有の環境変数による判別
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 08:10 UTC 版)
「公開プロキシ」の記事における「特有の環境変数による判別」の解説
プロキシは下記のようなプロキシ特有の環境変数をサーバ側へ通知するものがある。 HTTP_CACHE_CONTROL(キャッシュの制御情報) HTTP_CACHE_INFO(キャッシュの情報) HTTP_CLIENT_IP(接続元のIPアドレス) HTTP_FORWARDED(プロキシのURI) HTTP_MAX_FORWARDS(経由できるプロキシの最大数) HTTP_PROXY_CONNECTION (プロキシの接続形態) HTTP_SP_HOST(接続元のIPアドレス) HTTP_TE(プロキシ等がサポートする転送エンコード方式) HTTP_VIA(プロキシ種類,バージョン等の情報) HTTP_X_FORWARDED_FOR(接続元のIPアドレス)(X-Forwarded-Forも参照) このうち利用者のIPアドレス・ホスト名を含む環境変数をサーバ側に通知しないプロキシサーバは、匿名プロキシ(アノニ串、Anonymous proxy)と呼ばれ、IPアドレスを通知するプロキシは非匿名プロキシと呼ばれる。この環境変数をプロキシか否かの判定に使用しているサーバもあり、サーバ側にプロキシでの接続であることすら隠したい場合は、このような環境変数を通知しないプロキシを選択する必要がある。 ただし前述のほか、一部にはクラッキングや管理者の不注意などにより意図せず公開されていたプロキシも存在する上、書き込んだ者が複数のプロキシを使っていた場合(多段串と言われる)は特定に時間がかかるなど追跡がきわめて困難である。
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