データ障害
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/13 01:33 UTC 版)
データ障害(データしょうがい)とは、ハードディスクドライブ等の電子記録媒体が故障し、データの読み書きが正常にできなくなった状態のこと。
- 1 データ障害とは
- 2 データ障害の概要
- 3 種類
- 4 障害への対策
- 5 論理的な障害への対策
物理障害
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/06 15:57 UTC 版)
物理障害(ぶつりしょうがい)とは、データ障害のうち、ハードウェアなど機器自体に障害が発生したもの。 ハードディスクに発生しうる例を挙げると、ヘッドクラッシュや、PCB(ハードディスクドライブの基盤)不良、スピンドルモーターの不良やベアリングの焼きつき、プラッターのアライメントが狂ったもの、ハードディスクドライブのファームウェア不良、メディアダメージや不良セクタ、メディアの熱膨張によるオフトラックなどは物理障害に該当する。 上記のような故障が発生した場合、ハードディスクドライブが異音を発する、アクセススピードが著しく低下する、ハードディスクドライブがスピンしない、ハードディスクドライブがBIOSで認識されないなどの症状が代表的である。また、ハードディスクドライブを水没させてしまったり、火災などで燃えてしまった場合、ハードディスクドライブを落とすなどして外的な衝撃を与えてしまった場合や、停電や強制終了などによってシステムを正常に終了させられなかった場合や、高温・多湿な環境でハードディスクドライブを長時間動作させた場合、経年劣化などによっても発生する。 論理的な障害であれば、市販ソフトを利用することによって、データの復旧が可能となるケースもあるが、ヘッドクラッシュなどの物理障害は、クリーンルームなどのクリーンな環境でハードディスクドライブを分解し、ハードウェア的な修復措置を実施しなければデータを復旧することはできず、ファームウェアの不良や、システムエリアの不良なども、特殊ツールを用いて復旧作業を行なう必要がある。 物理障害が発生したハードディスクドライブは、通電してドライブをスピンさせるだけで、プラッターへの損傷が拡大し、復旧の可能性が低下するケースもある。
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