物理量以外での次元
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/01 04:04 UTC 版)
自然界で測定可能な量、いわゆる広義の物理量では、量の間の関係式は自然法則と量の定義により決まるものなので、次元を使う考察は汎用性が高く有用である。しかし次元は物理量だけにしか使えない概念ではなく、定義がきちんと定まった量でありさえすれば社会的な量などにも通用する。例えば、 人件費 = 時給・工数 という関係式の各量の次元は次のように考えられ、両辺の次元は等しいことがわかる。 [金額] = ([金額][人数]−1[時間]−1)×([人数][時間]) 社会学や経済学では既知の量の組み合わせ(乗除などの演算)により様々な量が定義されているが、次元を考えればこれらの量の組み合わせ方が露わになり理解がしやすくなるのである。
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