物理への応用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 06:24 UTC 版)
量子論では,ある条件を満たす状態の全体は状態空間の部分空間と考えることができるので,量子力学的な命題と部分空間,すなわち射影演算子とを対応させることができる(量子論理). 統計力学では、運動の粗視化を射影演算子を使って定式化する方法(射影演算子の方法)がある. 分子対称性、分子振動、格子振動、結晶の波動関数では、任意の関数からある対称性に従う関数のみを作りたい時に、射影演算子が用いられる。たとえば射影演算子を用いれば、既約表現の表現行列からその基底関数(基準振動、基準モードなど)を求めることができる。
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