父なるダゴン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 05:29 UTC 版)
「父なるダゴンと母なるヒュドラ」の記事における「父なるダゴン」の解説
水棲種族深きものどもの、巨大版。身長6メートル以上、よどんだ両目は突出し、分厚くたるんだ唇と水かきのついた手足を持つ2足歩行をする半魚人と言われる。ダゴンやヒュドラを、小型化し人間大にしたものが、深きものどもだと言える。ダゴンは「深きものどもの長老・指導者」兼「旧支配者クトゥルフに仕える従者(小神、従属神)」と位置付けられる。 ダゴンの初出はハワード・フィリップス・ラヴクラフトの短編『ダゴン』に登場する巨大な怪物で、古代人が神と崇めていた怪物が奇妙な遺跡に出現し遭遇した主人公の家まで追って来るという描写をされた。 後に『インスマウスの影』でダゴンを小さくしたような深きものどもが登場する。深きものどもは、地上の人間と混血し、ダゴン秘密教団を組織している。 「ダゴン」という名称は、旧約聖書でペリシテ人が崇拝していた「ダゴン神」に由来する。ペリシテは聖書イスラエルの敵であり、ダゴン神はユダヤ視点では異教の神(悪神・悪魔)である。『インスマスの影』作中でも、登場人物の言にてダゴン教の神は、アスタロト・ベリアル・ベルゼブブなどキリスト教の悪魔達に並んで呼ばれている。 「ダゴン」も参照
※この「父なるダゴン」の解説は、「父なるダゴンと母なるヒュドラ」の解説の一部です。
「父なるダゴン」を含む「父なるダゴンと母なるヒュドラ」の記事については、「父なるダゴンと母なるヒュドラ」の概要を参照ください。
- 父なるダゴンのページへのリンク