燃焼式ヒーター
自動車の燃料であるガソリン(ガソリン車)、軽油(ディーゼル車)を燃焼させることにより熱源にしているヒーター。寒冷地でエンジンが冷え、始動初期に本来の暖房装置ではヒーター性能が十分発揮できない場合、またはディーゼル車のように過冷却になり、温水の温度が上がらず(ヒーター熱源不足)ヒーター性能が確保できない場合に、補助ヒーターとして使われる。このヒーターはエンジンと暖房装置の間の混水通路にあり、エンジンルーム内に設置されるのが一般的である。熱交換器と燃焼コントロール機器が一体となっているユニットで、エンジンルーム内の空間に収まるよう設計されている。運転中の補助暖房ばかりでなく、エンジン始動前の予熱にも使われる利点がある。最近は環境保全の意識高揚からアイドリングストップ運動が普及してきており、長時間のアイドリングは許されなくなってきている。このような状況下では、効率のよい燃焼式ヒーターが有効な暖房手段となってきている。
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