暖房熱負荷
暖房装置が発生すべき熱量。換気などで浸入する空気で冷やされる熱量、車体を通して逃げる熱量が暖房熱負荷となるが、人体やモーターから発生する熱は暖房熱負荷を小さくさせる。これら暖房熱負荷の総合計により、暖房装置の能力が決められる。ただし、30℃以下のような低気温になると、熱源である温水が過冷却となり、暖房装置の能力にかかわらず、必要な暖房性能が得られないことがある。このような場合は、ラジエーターシャッターなどで、温水の温度を高くする工夫が必要となる。また、燃焼式ヒーターなど補助暖房装置も、低温水に足して使われる対応策のひとつである。
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