炉容器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/17 10:07 UTC 版)
炉容器(チャンバー)は周期的に発生するエネルギーの衝撃を受け止めねばならない。1秒間に5-10回程度の頻度で100kg爆弾相当の衝撃に相当する。X線、中性子、ターゲットの残骸が放出される。特にX線の放射によって炉壁の表面が局所的に加熱されるために蒸発し減肉(エロージョン)していく。1回の爆発で1マイクロメートルずつ削られてゆく計算になる。これを回避するために、流体やビーズなどの流れで表面を覆うか、キセノンやクリプトンのガスでX線の衝突に緩やかな時間差をつけるかの2つが考えられている。しかしガスを使用する場合、エネルギードライバーがレーザーである必要がある。
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