照射脆化

実用日本語表現辞典

照射脆化

読み方：しょうしゃぜいか

原子力発電において、原子炉容器の鋼材が、ウランの核分裂過程で発生する中性子の照射を受けることによって脆くなる現象のこと。中性子照射脆化、NIE (Neutron Irradiation Embrittlement) とも言う。脆化の程度を調べるために、容器内に監視試験片が装着され、それが計画的に取り出されて機械試験が行われている例もある。

（2013年5月23日更新）

デジタル大辞泉

しょうしゃ‐ぜいか〔セウシヤゼイクワ〕【照射^×脆化】

読み方：しょうしゃぜいか

［名］(スル)原子炉圧力容器が核分裂で生じる中性子を浴びてもろくなること。またその現象。過酷事故につながる危険性が高いとされる。