のうしゅく‐ほう〔‐ハフ〕【濃縮法】
濃縮法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 07:43 UTC 版)
供給流としてウランガスを用いる場合、ウランを完全に気化させなければならないが、気化に必要な温度(約3,800℃)を維持することは技術的に困難である。そこで、ウラン金属をフッ素 (F) と化合させ、六フッ化ウラン(UF6)とすることで、およそ57℃で気化させることができる。フッ素には、フッ素19(19F)以外の安定同位体が存在しないため、フッ素化合物として同位体分離を行っても質量誤差が生じない。六フッ化ウランは、まずウランとフッ素ガスを化合させて五フッ化ウラン(UF5)とした後、さらにフッ素と化合させることにより製造する。
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