濃厚飼料
乳牛の飼料に「粗飼料」と「濃厚飼料」があることは、今までもお伝えしてきました。牧草やわらなど繊維質が豊富な粗飼料に比べ、たんぱく質や炭水化物、脂肪などの栄養素を含む濃厚飼料。乳牛は、この濃厚飼料が大好物で、粗飼料といっしょに与えても、濃厚飼料だけを選んで食べようとするほどです。しかし、このバランスが偏ると、乳量が低下したり、健康を損ねたりすることもあります。ですから、酪農家は栄養が偏らないように工夫して餌を与えているのです。濃厚飼料は、120種類以上もの種類がありますが、代表的なものは、トウモロコシ、大麦などの穀類、そしてこの穀類から食用部を取り除いたふすまのような糟糖類、さらに脱脂粉乳、魚粉などの動物性飼料や大豆油粕などの油粕類があります。 酪農家は良質でおいしい生乳を生産するため、カロリーを計算したり、牛一頭一頭の発育や健康状態を考えて、濃厚飼料と粗飼料をバランスよく与えているのです。 |
<ミルククラブ情報誌'98 WINTER vol.30より> |
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