潮衝(The Rip Tide)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/10 00:50 UTC 版)
「ベイルート (バンド)」の記事における「潮衝(The Rip Tide)」の解説
2011年6月初め米国ツアー中のベイルートは、前年冬にニューヨーク北部で録音された新アルバム 『潮衝(The Rip Tide)』 を、 8月30日に発表予定との告知を出した。 バンドは同時に、アルバムからのシングル盤「イースト・ハーレム(East Harlem)」を発表した(この曲は、最初は『ウィリアムズバーグ音楽ホール公演 』に録音されたものである)。シングル盤のB面は、「ゴーシェン(Goshen)」であった。新しいアルバムは、コンドンの自主レーベルであるポンペイ・レコーズの名義で録音・管理・発表されている。これまでの一連のアルバムでは、メキシコ、フランス、バルカンなど外国の音楽の影響が色濃かったのに対して、それらと一線を画すポップ指向のベイルートらしい音が今回のアルバムに表れているというのが、批評家や他の音楽家たちの評価である。「(『潮衝』で)出てきたのは、ベイルートの独自のスタイルだが、それは実は彼らが当初から持ち合わせていたものであった」と評された。 ある批評家は、「(以前のベイルートのアルバムに見られた)ヨーロッパの影響は今でもあるが、アルバムの根底にある精神は昔風のアメリカン・ポップだ」と述べている。 このアルバムでは、個々の楽器のトラックを個別に録音するのではなく、バンドが一緒に演奏して録音した点でも、ベイルートの以前のアルバムとは異なった。ただし、コンドンの歌だけは、演奏がすべて録音された後に追加録音されている。
※この「潮衝(The Rip Tide)」の解説は、「ベイルート (バンド)」の解説の一部です。
「潮衝(The Rip Tide)」を含む「ベイルート (バンド)」の記事については、「ベイルート (バンド)」の概要を参照ください。
- >> 「潮衝」を含む用語の索引
- 潮衝のページへのリンク